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ビクトリアン後期 アンティークジュエリーの歴史と知識
この時代、1881年から1901年の20年間、はビクトリアン後期または耽美期といいます。 耽美とは美しさを最高の考えとします。 これまでのビクトリアン中期は、ビクトリア女王の夫がお亡くなりになって、女王が身につけたモーニングジュエリーは、センチメンタルジュエリーと呼ばれる個人の思いが詰まっていました。 しかし耽美期ではそのような気持ちや社会ルールが中心ではなく、美しさを第一に置いています。 (それでもまだロケットペンダント、ブローチなどのセンチメンタルジュエリーの人気はありました。) 特徴としては、シンプルでいて、より洗礼されております。 この時でもビクトリア女王はまだ喪に服しておりました。 がしかし喪に服して27年の時が過ぎて、亡くなられた当時よりも幸せな考え方になったとされます。 それだけでなく、女王の息子エドワードとその妻アレクサンドラが、ビクトリア女王に変わってファッションの流行を生み出しました。
ヴィクトリア後期アンティークジュエリーの特徴
1)産業革命によってこれまでの肉体労働は男性ではなく、機械に取って代わりました。 それによって30から40%までの労働者が女性になったとされます。 女性の労働参加によって女性はより活動的になり、ジュエリーの需要も増えました。 より活動的になることによって、ジュエリーはより小さく、軽くなりました。 繊細なデザインの指輪、、ブレスレット、ピンブローチなどが、以前の重たく豪華絢爛なジュエリーに取って代わりました。 ちなみにテニスやサイクリング(指輪)がこの時流行ったとされます。 また電球の発明、普及により夜に明かりが灯り、活動範囲が広がり、 夜の舞台などが開かれ、女優や男優が流行をも生み出す時代になりました。
2)モチーフは虫、動物、花、星、ドラゴン、三日月などでした。 馬蹄、オークの葉、フクロウ、三つ葉、四つ葉のクローバー、ウイッシュボーン(Y 字形の骨)
3)アメジスト、珊瑚、ガーネット、ターコイズ、シードパール、オパールなどが女王のお気に入りの宝石でしたので、それらが人気になりました。 またそれ以外にもダイヤモンド、ルビー、サファイア、アクアマリン、エメラルド、ムーンストーン、ペリドット、クォーツ、そしてトルコ石が人気でした。
4)上流階級でも昼間はシルバー、半貴石を使ったジュエリーを着用しました。 逆に夜はゴールドを使ったジュエリーを着用しました。
5)自然主義やロマンス主義が第一のデザインテーマです。
6) 海外の文化、東洋の文化、日本の文化から影響を受けました。 これ以前から流行したエジプト文化も引き続き影響を受けました。
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