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ジョージアン アンティークジュエリーの歴史と知識
ジョージアンの歴史とは1714年から始まった、イギリス・ハノーヴァー朝に即位したジョージ1世からジョージ4世までの1830年を指します。
18世紀のジョージアンのアンティークジュエリーは、イギリスのアンティークショップでさえ滅多に置いておりません。
この時代のアンティークジュエリーは歴史的価値が含まれ、かなりお値段も張ります。
宝飾品としての価値は、そのお値段の割には見合わない事が多く、なかなか仕入れるチャンスがないのが現状です。
それではジョージアン アンティークジュエリーの8つの特徴を述べていきたいと思います。
1)この時代の芸術はロマン主義が流行しました。簡単に言うと神話や歴史を題材にするのではなく、夢や理想を題材にしております。
その上で、家族や愛する人への気持ちを込めたリガードリング(指輪)、ディアレストリング(指輪)、そしてヘアーの流行です。
リガードリング(指輪)とディアレストリング(指輪)はまさにロマン主義に乗取ったロマンティックなメッセージリング(指輪)です。
リガードリング(指輪)は婚約指輪としてもちいられ、意味は敬愛、尊敬、慕う、でREGARDの頭文字からルビー、エメラルド、ガーネット、アメジスト、ルビー、ダイヤモンドが使われております。
ディアレストリング(指輪)は愛や気持ちの象徴を示しております。その頭文字からダイヤモンド、エメラルド、アメジスト、ルビー、エメラルド、サファイア、そしてトパーズ(トルマリンが代わりに使われることもあります)を使っております。
そして家族の気持ちを表した、ヘアーを用いたアンティークジュエリーです。
髪の毛を編み込んでデザインの一部と同化しており、ブローチにしたり、リング(指輪)にしたりと様々です。
2)昼間、女性は真珠、ガーネット、モスアゲート、サファイア、ルビー、トパーズ、ペースト、珊瑚、象牙などを身に着け、夜になると、フォーマルな場所でダイヤモンドを身に着けていました。
昼間は明るいので存在感のある色付きの宝石が目立ち、夜になるとロウソクの光と相性のダイヤモンドが身につけられておりました。
3)ペースト ペーストが流行して、マリーアントワネットでさえペーストを使ったジュエリーを所持していました。
もちろん庶民がお求めやすい価格であったこと、そしてダイヤモンドの代用品であったことの影響しております。
4) シルバーがメインで使われましたが、メタルやゴールドも使われました。
ゴールドはローズゴールドやイエローゴールドが使われました。
この時代やダイヤモンドにはシルバーが使われましたが、時には肌やお洋服に影響があるために後ろだけゴールドが使われました。5)金細工 ヨーロッパではフランス革命などの戦争がありましたので、なるべく少ない材料でジュエリーを作らなければなりませんでした。
そこでレポゼやカンティーユ細工といった、少ない材料でも美しく見せる技術が職人さんの腕の見せ所でした。
6)クローズドセッティング オープンセッティングもありましたがメタルをバックに用いたクローズドセッティングは雨に濡れることを防ぐほか、宝石を輝かせるために用いておりました。
この時代はまだ宝石に対する知識が今程は無く、オープンセッティングの利点、光を反射させて宝石の美しさを引き出すことまでは考えられなかったのでしょう。
7)ダイヤモンド 1720年頃からのインドとブラジルによるダイヤモンドの発掘です。
それによりダイヤモンドの供給が増えて、テーブルカット、マインカット、そしてローズカットダイヤモンドといったカットが見られます。
他の宝石のカットに関して言えば、カボションカットやバイオレットカットなどが見られます。
8)形 長方形の形が特徴的です。ペアーシェイプ、マーキーズも見られますが長方形の形の宝石と真珠との組み合わせがエレガントです。
ジョージアン期に流行したアンティークジュエリーです。
リボン、お花モチーフ、ジャルディネッティ(小さな庭と言うイタリア語)、羽モチーフ、矢モチーフ、トレンブラン、竪琴モチーフ、インタリオなどのデザインが多く見られます。