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商品番号
r156
アンティークジュエリー アールデコ ポイズン 指輪
価格 ¥47,000(税込)
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r156アンティークジュエリーの情報
原産国 ヨーロッパ年代 1930年代頃
素材 9金ゴールド
サイズ 17号、(縦)12ミリ、(横)18.5ミリ、サイズ直しは無料にて行います。
r156アンティークジュエリーの説明文
イギリスのホールマークの刻印があります。この指輪、ロケット部分にちょっとした驚きがあります。
フックが外せるようになっていて、そのフックを外したら、指輪の上部が上に開くようになっています。
ベゼルの内側が開くようになっていて、通常では一番上の写真ですが、開くと上から3番目の写真のように開きます。
その開いたところにものを入れるスペースが有るのです。
そのスペースに毒を入れことからポイズン(毒)リングと言われております。
シンプルなデザインは使いやすく、様々なシチュエーションで使えることができます。
他のジュエリーとも合わせやすく、この指輪は派手なデザインではないので、重ねつけにもぴったりです。
ゴールドの重量感があるので、存在感がありますので、もちろんこれだけ身につけても大丈夫です。
アンティークがわかる人が見れば、オシャレなポイズンリングに見えますし、わからない人が見ても、落ち着いたシックな指輪に見えると思います。
ポイズンリングとは少量の入れ物を含んだ指輪のことを言います。
このようなポイズンリングの歴史はなんと2000年ほどまでさかのぼります。
用途も、ポイズン(毒)を入れるだけでなく、思いや愛を込めるセンチメンタルジュエリー、練り香水を入れる小さい化粧箱のような使い方、信仰が強い人はその宗教に関連するものをいれたり、紙などのメッセージをいれたり、と様々な使い方があります。
ポイズン(毒)という名前から、なにか悪いことを想像してしましますが 2000年という長い歴史の中で意味合も変わってきました。
まずは一番最初の頃ですが2000年前の古代ローマ時代、拷問から逃げられないと悟ったときにポイズンリングに仕込んだ毒を飲んだとされます。
紀元後203年から222年までのローマ帝国第23代皇帝ヘリオガバルスはポイズンリングを身に着け、部下が頭を下げているときに、飲み物に毒を入れることから、彼が身につけるポイズンリングは恐怖でありました。
このように戦いが日常にあった時代では毒を入れる意味合いを持っていました。
しかし中世になってその使い方が、宗教的な意味合いを持ってきました。
聖者の髪の毛などを入れることによって病気や身にかかる不幸から実を守る効果があるとされてきました。
ですから簡単に言うと中世時代にはお守りの効果がポイズンリングにはありました。
16世紀ごろ開いたところに人の細密画を描いた歴史もあります。
それは身につけた人が、本当に忠誠を誓った人を細密画として描いたことから来ています。
またこの頃、肖像画を描いたり髪の毛をいれたりするセンチメンタルジュエリーとしても使われました。
特にビクトリアンの時代に流行して髪の毛をいれて喪に服すモーニングジュエリーとして人気でした。
またこのポイズンリングは別名ピルボックスリングとも言われています。
ピルとはお薬という意味で、心臓病にすぐ効くニトログリセリンなどをこのピルボックスリングに入れて、発作が出たときにすぐに飲めるようにという使い方もあります。
また練り香水をいれて、化粧箱のような使い方もしてきました。
ヨーロッパでは女性は大きいバッグではなく小さいバッグを身につける習慣がありましたので、化粧箱は持っていけませんでした。
また練り香水は少量しか必要なかったで、この指輪に入れることが最適だったのでしょう。
ですから名前はポイズンリングですが、2000年の歴史の中で様々な使い方をしてきて、意味合いも変わってきました。
ヨーロッパではジュエリーは受け継ぐ文化がありましたので、ものを大事にするということからも、ポイズンリングが現代でも使われていると思います。
お手軽なお値段で歴史を肌で感じられる一品です。