r131 アンティークジュエリー ビクトリアン オニキス ローズカットダイヤモンド メモリアルリング
説明
価格 ¥116,000(税込)
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r131アンティークジュエリーの情報
原産国 ヨーロッパ
年代 1880年代頃
素材 14金ゴールド、オニキス、ローズカットダイヤモンド
サイズ 10.5号、ベゼル(縦)13.5ミリ、(横)10ミリ、サイズ直し可能
r131アンティークジュエリーの説明文
一風変わったデザインのリングです。マーキーズカットのオニキス上に 5石のローズカットダイヤモンドが並べられています。
ローズカットダイヤモンドは宝石の後ろが閉じているクローズドセッティングにもかかわらず、ブリリアンシーが良いのが特徴です。
ブリリアンシーとは宝石の輝きの3要素の一つで、白い輝きを指します。
特に昔ブリリアンシーは重要でした。
それは白い輝きが昔のロウソクの光に映えるからなのです。
今とは違い蛍光灯などはもちろんなく、ロウソクの光が白い輝きと見事に調和して、なんとも言えない幻想的な雰囲気を漂わせます。
そしてこの指輪はそれだけでなく、オニキスの黒色に白色が映えるからなのです。
オニキスの黒色を際立てており、その黒色を背景にしたローズカットダイヤモンドもはっきりと見えて、お互いの良さをぐっと引き出します。
側面から見ると舟形もしくはヨットの形状かもしれません。ヨットとすれば ローズカットダイヤモンドが一直線に並ぶのがマストと考えれば納得です。
船主もしくはこよなく愛する趣味のヨット。ご夫婦共通の趣味だったのかもしれません。
あるいはお二人それぞれが別々の指輪をつけていた可能性も否定できません。
通常故人の亡くなった日などが刻印されるのに、それがない。生前からつけていた証でしょう。
メモリアルジュエリーとしての指輪。
遺髪はもちろんの事故人の絵や写真など。
さまざまな 思い出の品が遺品として用いられました。
今は決して開くことのない小さな空洞にも何らかの 思い出の品が。
遠い昔に故人を偲ぶ形見として肌身離さず用いられてきたのでしょう。
長さ約20ミリ。
幅10ミリのこの空間に一体どれほどの思い出が詰められたのでしょうか。
シャンクの両脇には敬虔なクリスチャンらしくクロスが丁寧に彫られています。
まず三角の形に少し凹凸をつけて彫られています。
その三角の中に浮き彫りのクロスが施されているのです。
またクロスを強調させるためにそのクロスの上側、左右二箇所に彫金も丁寧に施されています。
よーく見ると三角の彫金の周りには一筋の光のように彫金が施されていて、その一筋の光が三つ葉の彫金につながっています。
こちらの部分は、クロスの部分の浮き彫りではなく沈み彫りで施されています。
その対称的な彫りによってお互いの存在が際立ちはっきりと見えるような作りです。
またその三葉の周りには、本当に細かく点々の彫金も施されています。
葉っぱに雨がふり、その雨を弾いている様子を細かく描いているのです。
当時としては斬新なこのデザイン。
遺品などが入れられたというよりはこの指輪自体の形状がむしろ 思い出の形であったのでしょう。ヨットが取り結んだ二人の縁。
ヨットを通して育まれた愛。すべての思い出が この形状を思い出として形作られたのでしょう。
ビクトリアン時代の特徴が色濃く出ている、控えめでありながらも、ローズカットダイヤモンドの良さを出している素敵なアンティークリングです。