ジョージアン指輪|約0.4CTダッチローズカットダイヤモンド使用のお花モチーフ【商品番号r504】

¥148,000 (税込)

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説明

商品情報

●解説
原産国   ヨーロッパ
年代    1820年代頃
素材  ハイカラットゴールド(15~18ctゴールド)、ダッチローズカットダイヤモンド、ローズカットダイヤモンド、シルバー、10金ゴールド
サイズ   (長さ)18ミリ、(幅)19ミリ、チェーンは10金ゴールド40センチ

商品説明文

ダッチローズカット(多面カット)ダイヤモンドとローズカットダイヤモンドは、コロンとして品があり、照りがある美しいネックレスです。

ダイヤモンドのカットは、ジョージアン時代ならではのラフなカットですが、古い年代特有の輝きは、古の輝きと言えるダッチローズカットダイヤモンド。

このネックレスの合計約0.4カラットのダイヤモンドは、ダッチローズカット&ローズカットですが、形がころんとして面白いです。

ダッチローズカットという多面カッティングでありながら、厚みもしっかりあります。

ローズカットならではのこんもりとした厚みは、同じ大きさのダイヤモンドであってもボリューム感が増し、輝きもより強く美しいです。

このネックレスは地金が銀で、重量感があり、優雅な雰囲気をかもしだしています。

ジョージアンで、1820年頃に製作されたものです。

このネックレスは、表が銀製で、裏面が一部ゴールドになっています。

当時としては、希少なローズカットダイヤモンドです。
南アフリカでダイアモンドが発見される1867年以前には、今よりもはるかに貴重で高価なものでした。

このネックレスもなるべく原石の形を損なうことなく、カットが施されています。

そのため、周囲の形が完全なラウンドではなく、 歪みのあるいびつな形をしています。

実に見事で一石一石に表情があり、美しい立体感を出しています。

ジョージアンのジュエリーのほとんどは、ローズカットダイヤモンドをクローズドセッテイングで留めてあるものです。
形が不揃いで、厚みまで千差万別です。

ジョージアン時代は、薄く伸ばした銀で、ダイヤモンドの上面を残しそれ以外をしっかりと覆って固定するというクローズドセッティング技法が定番でした。

手作りのぬくもりが感じられるのが、ジョージアンのジュエリーと言えます。

夜になるとロウソクの光と相性の良い、ダイヤモンドが身につけられておりました。
たクローズドセッティングは雨に濡れることを防ぐほか、宝石を輝かせるために用いておりました。

合計約0.4カラットの丁寧な石留めの技術に、素晴らしいとしか言えないでしょう。

これらのことが変化に富んだ、美しい輝きを発しています。

輝いている石とそうでない石がありますが、これは石の形が不揃いなので、多数の石の輝きが均一に輝くのではなく、光の当たり方で変化しています。

その変化に富んだ美しい輝き、
少し斜めから見た時に美しいと感じさせる見事なデザインです。

ダイヤモンドの新しい鉱脈が発見されていなく、ダイヤモンドが極端に不足していた19世紀初期のネックレス。
このような上質のダイヤモンドを使っているのは、このネックレスがハイクラスのアンティークジュエリー。

裏はクローズドセッティングといって、フォイルという箔(はく)を入れて閉じられています。

貴族や王族といった、一部の人しかアンティークジュエリーをつけなかった時代です。
ろうそくに照らされて、美しくきらめいたことでしょう。

ダイヤモンドは、一石づつ仕切りの中に留めていますが、いろいろな形が面白いですね。

ここまで繊細に留めることは驚く仕事です。

ラフなカットのダイヤモンドは、意外性のある輝きがあり、それが魅力です。

ダイアモンドをみると小さな石の一つ一つまでもが、
その形に合わせ覆輪留めされているのが分かります。
そして石と覆輪留めの間には、隙間がほとんどないのも良質なつくり。

この時代特有の茶巾状にダイヤモンドを包み込んでいます。

カットもきれいで、美しい閃光が放たれています。
現在のブリリアントカットダイヤのまばゆさとは違う、
輝きを放っています。

ダイヤを銀で石留するのは、ダイヤには白い金属のほうが美しいからです。
裏側をみると一部、金で出来ています。

それでも19世紀初期以前のこうしたネックレスは、今はほとんど残っておらず、貴重なものです。
合計約0.4カラットの、丁寧に作られた優しい光が胸元に輝きます。

ジョージアンのハイクラスなアンティークジュエリーで、よい状態で残って手に入るものは、それほど多くはありません。
チェーンは現代のものです。